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通貨名 | QASH(キャッシュ) |
通貨略号 | QASH |
公開日 | 2017年11月 |
時価総額順位 | 下のRANK参照 |
発行上限枚数 | 1,000,000,000 QASH |
取り扱い国内取引所 | QUOINEX(コインエクスチェンジ) |
取り扱い海外取引所 | Huobi(フオビー) Bitfinex(ビットフィネックス) Qryptos etc. |
公式サイト | QASHの公式サイト |
ホワイトペーパー | QASHのホワイトペーパー |
QASH(キャッシュ)の基本情報
QASH(キャッシュ)とは、仮想通貨取引所QUOINEXを運営している『QUOINE社』が、ICOで発行した仮想通貨トークンです。 金融庁認可仮想通貨取引所としては世界初のICOということで、注目を集めました。 QASHは、イーサリアム上のERC20という仕組みを使って発行されており、イーサリアムをベースとして構築されています。 2017年11月6日にQASHのトークンセール(ICO)が開始され、11月8日に終了しました。 その後、2017年12月からQUOINEXとQRYPTOS上でQASHの売買が可能となっています。 2018年に入ってからは、QASHの売買は、海外取引所Huobiでもっとも活発に行われています。
QASHのICO
QASHのICOは、最小50,000,000 QASH、最大350,000,000 QASHが売り出される計画でした。 QASHトークンの販売価格は、1 QASH=0.001 ETHに固定ですが、トークンセールでは2割引の1QASH=0.08 ETHで購入できるという大変お得なものでした。 最低購入額は500 QASHでしたが、購入したい人が殺到し、販売初日でほぼ発行上限額まで売れるほどの盛況ぶり。 わずか3日間で3億5千万QASHが売り切れました。 その当時のレート1 ETH=35,000円で計算すると、約120億円(1億500万米ドル)の資金調達となったわけです。 同時期に国内ICOとして話題になっていたCOMSA(コムサ)が、1カ月かけて109億円を調達したことと比べると、いかに人が殺到していたかがわかります。 発表によると、ICOへの参加者は4,988人で、世界98カ国から購入申し込みがあったとのことです。 このQASHのICOでは、ETHで購入する人が多かったため、2017年11月に入り、イーサリアムが緩やかに上昇しました。
QASH(キャッシュ)がもつ機能とは?
それだけ人気のQASH(キャッシュ)ですが、どのような機能をもっているのでしょうか? QASHは、『LIQUID(リキッド)プラットフォーム』で使われる通貨としての価値をもちます。 LIQUIDプラットフォームがなにかというと、QUOINEのHPでは、下記のように説明されています。
QUOINE LIQUIDプラットフォーム
QUOINEは、世界中に点在する仮想通貨取引所が提供する全ての流動性を一つの取引プラットフォーム(World Book)に集約。 更に、その流動性を享受する為に必要な各種関連サービス(Prime Brokerage)を一体提供することにより、QUOINE LIQUIDプラットフォームユーザ全てに世界中の流動性へのアクセスを可能にします。
ざっくりまとめると、QASHは『仮想通貨同士を交換するプラットフォームになる(厳密には少し違います)』ことを目指しています。 なぜ仮想通貨の交換プラットフォームを一つにまとめる必要があるのかというと、取引所ごとにコインの価格差が大きいという問題があるためです。 アルトコインは、取引所ごとに取り扱っている種類も取引量も大きく異なり、マイナーなアルトコイン(草コイン)になるとなおさら差は大きくなります。 そのため、草コインを売買したいユーザーは、「コインの価格が全然違う」、「そもそも欲しいコインが買えない」といった理由で、自由な売買がかなり制限されていました。 そういった取引の自由度を解決するために、いろいろなプロジェクトが立ち上がっていますが、QUOINEのLIQUIDプラットフォームは、そのうちの一つとなっています。 似たようなサービスですでに稼働しているものとして、Changelly(チェンジリー)というものがあります。これもかなり有名なサービスです。
QASH(キャッシュ)の特徴
- QASHは、仮想通貨取引所QUOINEXがICOで発行したトークン
- 通貨の略号はQASH
- 発行上限枚数は10億QASH
- QASHはプラットフォームLIQUIDの通貨として使われる
- 運営会社はQUOINE
- QASHは米大手取引所のBitfinexにも上場予定(2017年12月から上場)
LIQUIDプラットフォームとは
QASHの根幹をなす『LIQUID(リキッド)』は、仮想通貨市場の流動性を集約することで、仮想通貨市場の不便性を解決することを目的にしています。 LIQUIDのプラットフォームが完成すれば、世界中の取引所がつながり、どこの国の通貨でもスムーズに取引が行えるようになります。 QASH(キャッシュ)は、このLIQUIDを利用するときに使われるトークンです。 まず、LIQUIDが解決を目指す「非流動的な状態」とは、どのような状態を指すのでしょうか。 例えば、現在の仮想通貨市場において、ある通貨ペアの流動性と最良価格は、取引所間で移り変わっていくため、利用者は常にベストな価格や取引量を担保されません。 また、多くの主要取引所では、主要な通貨(米ドル、ユーロ、中国元、日本円)の流動性は高いものの、マイナーな通貨(カナダドル、ペソなど)の流動性は低い状態です。 そのため、マイナーな通貨を保有する人々は、取引をするためには両替する必要があり、通貨間の格差が生まれているといえます。 これらを解決し、「仮想通貨経済に流動性を提供する」のがLIQUIDです。
LIQUIDのメイン機能ワールドブック
出典 : https://liquid.plus/ja/ LIQUIDプラットフォームを構成する主なものが、ワールドブックです。 ワールドブックは、世界中の複数の取引所の注文や価格を、単一の取引画面に統合して表示します。 また、自分が選択した通貨建てで、取引が可能になります。 このワールドブックは、2つのオーダーブック(注文一覧)から成り立っています。
- 内部オーダーブック:ワールドブック内での注文のオーダーブック
- 外部集約オーダーブック:内部オーダーブックの注文を除く、世界中の取引所の注文をすべて束ねたオーダーブック
ワールドブックで取引を行なうユーザーは、どの国であっても共通の取引画面を見て、世界中の取引所を利用することができます。
ワールドブックを成立させる3つの技術
このワールドブックは3つの技術が組み合わさって成立しています。
- マッチング・エンジン(ME)
- クロスカレンシー換算エンジン(CCCE)
- スマート・オーダー・ルーティング(SOR)
マッチングエンジン
マッチングエンジンは、一秒当たり数百万件の取引を処理することができる、最先端のマッチングエンジンです。 このマッチング・エンジンにより、迅速にワールドブック上の取引を成立させます。
クロスカレンシー換算エンジン
クロスカレンシー換算エンジンは、瞬間的かつ自動的に、通貨換算を行なうシステムです。 このクロスカレンシー換算エンジンこそが、ワールドブックの流動性を作りだす役割をメインで担っているといえます。 為替換算のプロセスは、以下の図のようになっています。
スマート・オーダー・ルーティング
スマート・オーダー・ルーティングは、世界の取引所からリアルタイムの情報を維持する方法です。 各取引所のオーダーブックに変更があれば、その変更はLIQUIDプラットフォームに即時反映されます。 このスマート・オーダー・ルーティングは、内部でマッチングがない場合に、外部にマッチングな見つからないか確認し、見つかれば注文を送ります。 このマッチングの際に、先程ご説明したクロスカレンシー換算システムが為替を行なっています。
QASHを発行したのはQUOINE
QASHを発行したのは、仮想通貨取引所QUOINEXを運営する『QUIONE』という会社です。 元々はシンガポールに本社がありましたが、2016年から日本に本社を移転して活動をおこなっています。 QUOINEは、金融庁にも仮想通貨交換業者として正式に登録されており、信頼性の高い取引所です。 また、QUOINEXとは別に、「QRYPTOS」という仮想通貨取引所を日本ではなく海外に向けて展開しています。 QUOINEは、『B Cryptos』という会社が設立するICOファンドにもサポート役として参加することになりました。 B Cryptosは、日本の有名VC(ベンチャーキャピタル)である『B Dash Ventures』が、仮想通貨への投資やICOコンサルティング事業を行うことを目的に設立した新会社です。 このように、QUOINEは、ほかの会社との協力も積極的に進めています。
QASHはBitfinexにも上場
QASHは、まず初めにQUOINEXとQRYPTOS上で売買できるようになりました。 その後、Bitfinexでも売買が可能になる予定を発表して、話題になりました。 2018年1月時点では、ちゃんとBitfinexでQASHが売買できるようになっています。BitfinexがLIQUID開発に対して技術支援することになっているようです。
QASH(キャッシュ)の価格推移・チャート
QASH(キャッシュ)のチャートは、Crypto Currency MarketやCoinGeckoなどで確認できます。
2017年のQASH価格
QASHの価格は、11月の公開直後から月末にかけては上昇し、1QASH=150円超まで価格が上昇しました。
しかし、12月に入ってからは値段は下降気味で、1QASH=100円程度で推移していました。
QASHトークンを事前に購入していた人たちの換金売りが続いたので、そのような動きが続いたものと思われます。
2018年のQASH価格
2018年に入り、仮想通貨投資が過熱したタイミングでは、一時期1QASH=250円を超えるまで上昇しました。
その後は、仮想通貨全体に逆風が吹いていることもあり、1QASH=100円程度で推移しています。
QASH(キャッシュ)の購入方法・取引所
QASH(キャッシュ)を購入可能な取引所は、以下のとおりです。
国内の取引所でQASHが売買できるのは、QUOINEXだけとなっています。
QUOINEXのHPから簡単に登録が行えますので、ICOでQASHトークンを入手したい方は、QUOINEX(コインエクスチェンジ)のHPから登録してみてください。
海外の取引所では、Huobi(フオビー)、Bitfinex(ビットフィネックス)やQryptosなどでQASHの購入が可能です。
Huobi
香港系の仮想通貨取引所。日本企業のSBIホールディングスと一時提携したことでも有名。手数料は0.20%、アルトコインの銘柄数は約90種類。
Bitfinex
香港に拠点を置く仮想通貨取引所。仮想通貨の売買高は世界でもトップクラスだが、取り扱い銘柄数はやや少なめ。
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まとめ
以上、QASH(キャッシュ)の特徴や購入方法などについて紹介しました。
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