2019年7月、新規ソーシャルレンディングサービスCOOL(クール)が運営を開始しました。
COOLは金融情報を発信する大手webメディア『ZUU ONLINE』を手がけるZUUグループが手掛けています。まだ始まったばかりですが、今後の成長が楽しみなサービスです。
このCOOLはどのような特徴を持ったソーシャルレンディングサービスなのか、そのメリット・デメリットや評判を紹介していきます。
私はソーシャルレンディング歴3年。ほかにも株式・先物・FX・仮想通貨・ロボアド・不動産を実践してきたので解説していきます。
- ソシャレン投資歴3年
- 資産運用額1,000万円超
- 広告代理店で金融担当
COOL(クール)の特徴とは
冒頭でもご紹介しましたが、COOL(クール)は金融メディアを手がけるZUUグループ運営のソーシャルレンディングサービスです。
ソーシャルレンディング業界ではまだ歴史が浅く、業界大手のクラウドバンクやSBIソーシャルレンディングに比べると手掛けた案件はまだまだ少ないです。
まず、COOL(クール)がどのような会社が運営しているのか、会社概要から見ていきましょう。
COOL(クール)の会社概要
サービス名 | COOL(クール) |
URL | http://c8l.co.jp/?_fsi=p4dbLQ1k |
運営会社名 | 株式会社COOL |
本社所在地 | 東京都目黒区青葉台3-6-28 住友不動産青葉台タワー9F |
会社の設立日 | 2007年12月11日 |
資本金 | 125,000千円(資本準備金を含む)(2020年9月時点) |
参考利回り | 3.0%~6.0%(2020年9月時点) |
投資金額 | 1万円から |
運用金額 | 4ヶ月~24ヶ月程度(案件により異なる) |
累計応募金額 | 6,000万円超(2020年9月時点) |
第二種金融商品取引業免許を取得しているので、何か問題があったときには金融庁財務局から直接的に調査を受けることになります。また、自社では貸金業登録を行っていません。
会社設立は2019年ではなく2007年。すでに会社としての運営実績が12年間あります。
COOL(クール)のソーシャルレンディング貸し付けの仕組み
COOL(クール)のメリット・強み
COOL(クール)のメリット
- 利益予想がしやすい
- 少額(1万円から)投資が可能
- 1年以内の短期で資産運用できる
COOL(クール)のメリット①:利益予想がしやすい
COOLの案件の特徴ですが、在日外国人が運営する会社に特化した融資となっています。
例えば在日中国人が運営している会社などへの融資を明言しています。
このような在日外国人が運営する会社の多くは、日本にオフィスを持ちながら経営者の出身国への投資や事業を展開しています。
特に昨今、中国を中心としたアジア市場は非常に活況にあり、ビジネス開拓の可能性が秘められています。
そういった市場向けのビジネスを展開する会社に、COOLは専門的に融資を行うのです。
海外案件専門の会社と言うとクラウドクレジットが有名ですが、同社は海外で経営する会社に融資を行うため、日本国内の貸金業法の制限を受けません。
一方で、COOLの融資先自体は日本の会社です。そのため、日本の貸金業法によって制限を受け、融資の金利は最大で15%に抑えられています。
COOL(クール)のメリット②:少額(1万円から)から簡単に投資が可能
また、COOLに在籍する社員は、これまでにソーシャルレンディング事業に関わってきたことをサイトに記載しています。
日本のソーシャルレンディング業界では2017年と2018年に行政処分を受ける会社が相次ぎ、投資家にとって無視できない問題が起きています。
そういったソーシャルレンディング業界の状況を良く知っている人物がCOOLの運営を行っていることから、業界の数々の問題を把握したうえでの有効な対策が期待されます。
COOL(クール)のメリット③:1年以内の短期で資産運用できる
1年以内の短期案件が中心なのもメリットとなります。
ワタシもソーシャルレンディング投資をしていて経験があるのですが、あまり深く考えずに2年以上の投資案件に出資すると、やはり途中から資金が返ってこない不安が途中から出てきました。
COOL(クール)のデメリット
COOL(クール)のデメリット
- 案件数が少ない
- 元本保証があるわけではない
- 優先劣後出資の仕組みはない
COOL(クール)のデメリット①:案件数が少ない
COOL(クール)は始まって間もないサービスなので、2020年9月時点でまだ2件しか案件が稼働していません。
そのためソーシャルレンディングの運営力などが正直未知数です。
ソーシャルレンディングに参入する会社は多いのですが、撤退する会社も少なからず存在します。撤退する会社というのは大体の場合、不動産物件への投資実績がイマイチだったところが多いです。
COOL(クール)が今後どのような実績を残すのか、しばらく見守ってから利用することをおすすめします。
COOL(クール)のデメリット②:元本保証があるわけではない
これはどのソーシャルレンディング案件にも言えることなのですが、元本保証がされているわけではありません。
投資する以上は避けられないことなので、この点を十分に理解した上で出資を行いましょう。
COOL(クール)のデメリット③:優先劣後出資の仕組みはない
不動産型ソーシャルレンディングでは、担保を設定したら、優先劣後出資の仕組みを導入することで、リスクの2〜3割をソーシャルレンディングの運営会社が背負っています。
つまり、不動産型ソーシャルレンディングでは、投資案件が破綻した場合でも3割は確実に戻ってくるということです。
それに対して、COOLの案件では案件が破綻した場合に投資資金が戻ってくることはありません。
COOLも案件が破綻しないように慎重に出資先を選んではいるので、案件が破綻する可能性は低いですが、そういうデメリットがある点だけは知った上で投資を行いましょう。
第一号案件は中国の会社へ1,000万円規模の案件
COOLの第一号案件はこちらから確認できます。
- ファンド名:アジア貿易ファンド#1
- 募集者:株式会社COOL
- 営業者:株式会社COOL SERVICES
- ※同社は株式会社COOL(募集者)の100%親会社です。
- 募集期間:2019年7月16日(火)~2019年7月29日(月)
- ※応募金額が目標募集金額に達した場合、募集期間中であっても募集を終了させていただく場合があります。
- 目標募集金額:10,000,000円
- 最低成立金額:30,000円
- 最低投資額:30,000円
- 投資単位:10,000円
- 運用予定期間:2019年7月30日(火)~2019年10月30日(水)
募集金額は1,000万円で運用期間は3ヶ月、利回りは4.5%になっています。第一号ということもあってか、比較的小規模な案件です。
同社の会社概要には利回りの最小値を4%としているので、COOLの案件で年間の利回りが4.5%というのは平均的な水準だと言えます。
ただ、他のソーシャルレンディング会社と比較すると、やや低めの数字かもしれません。最低投資金額は3万円からです。
COOLは貸金業登録をしていませんが、親会社であるCOOL SERVICESは貸金業登録を行っていることがわかります。
COOLが第二種金融商品取引業として資金を集め、COOL SERVICESが資金を必要とする会社に融資するスキームになっています。
この点は、他のソーシャルレンディング会社とほぼ変わらないスキームで運営されています。
情報開示については会員のみとなっているため、ここでは詳細を記載できません。ただし、情報開示については社名を明らかにするなど、積極的に行っていく姿勢が見られます。
COOL(クール)の口コミ評判
COOLの口コミ評判を調べてみました。
COOLを利用したことがあるユーザーの声としては、サービスがまだ洗練されておらず問題点を指摘する声が多くみられました。今後のサービス改善に期待です。
COOL(クール)の手数料
- 入金:金融機関からCOOLの口座に送金する際の振込手数料はユーザー負担
- 出金:COOLの口座からユーザー口座に送金する際の振込手数料はCOOLが負担
COOL(クール)の口座開設方法
- メールアドレスの入力
- 個人情報の入力
- 本人確認書類の提出
- ハガキの受け取り
- 入金して投資開始
まとめ|COOL(クール)
以上、COOL(クール)のメリット・デメリットなどを紹介しました。
2019年7月にCOOLはソーシャルレンディング業界に新規参入しました。
様々な問題が起きているソーシャルレンディング業界ですが、今年に入り2社がスタートするなど、活気が再び戻っていることが伺えます。
また、COOLは発展著しいアジア市場中心の投資案件が主体となるため、事業が軌道に乗れば大規模な案件や高金利の案件の募集など、様々な案件が出てくることが期待されます。
まだ募集案件そのものが少ないため、様子見というところもあるかもしれません。
しかし、COOL側でも積極的に情報の開示を行っているので、まずどんな会社なのか、どんな融資先であるのか詳しくチェックしてみると良いでしょう。
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