この記事では仮想通貨のRippleについて紹介していきます。
この記事の信頼性
この記事を書いている私は仮想通貨ブログ歴5年。コインチェックとBinanceをメインに使って取引しています。
- 2017年から仮想通貨取引スタート
- ADA,XRP,IOST,BNB,XEMなどを保有
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Ripple(リップル)の基本情報
Ripple(リップル)は、略号がXRPの仮想通貨(暗号通貨)です。2013年9月に公開されました。リップルは、2004年にカナダ人のRyan Fuggerらによって開発され、後にリップル社(Ripple Inc. )が設立されました。
ビットコインなどと一緒に仮想通貨として扱われていますが、正確には通貨ではなく、分散型技術を使った仮想通貨などの金融商品の決済・送金システムのことをいいます。
ですので、人同士が実際にお金をやりとりをするビットコインなどとは少し異なります。
XRPを数えるときは、1XRP(リップル)と数えます。リップルが仮想通貨自体ではなく決済システムの名称なので、代わりにXRPが「リップルコイン」と呼ばれることも多いのですが、これは正式名称ではありません。
世界的大企業Googleの投資専門子会社がリップルに出資したことでも話題になりました。
リップルは、ブリッジ機能、あらゆる通貨(仮想通貨を含む)を預けられるWebウォレット、IOUを利用した取引など、ビットコインにはない多くの特徴を持っています(後述)。
Rippleでは、二重支払いの防止を PoW(プルーフオブワーク)ではなく、新たに開発されたコンセンサス・アルゴリズムが採用されています。それによって、ビットコインの致命的な弱点であるスケーラビリティや消費電力といった問題を克服しています。
Ripple は、ビットコインのようにドルや円といった法定通貨に取って代わる電子マネーを生み出すことを目的とせず、Rippleネットワーク上で金融機関が発行する『Issuance』と呼ばれる電子的な手形を交換することで国際送金を実現します。こうした功績から、開発元のリップル社は、2015年に世界経済フォーラムでテクノロジーパイオニア賞を受賞しました。
Ripple は米国の次世代決済システムの有力な候補として取り上げられています。
さらに、2016年には、みずほ銀行、りそな銀行などを含む邦銀43行と海外の大手金融機関が続々と Ripple の採用を表明し、金融機関向けエンタープライズ製品への Ripple の統合が進められています。
また、国際銀行間通信協会(SWIFT)も自社で Ripple の試験を行っていると噂されています。
このようにリップルは、世界的にも期待度が非常に高く、時価総額も常に3位をキープしています。
<総発行量と最小単位>
XRPの最小単位は1 XRPの100万分の1(0.000001)で、この最小単位を”drop”と呼びます。つまり 1 XRP = 1,000,000 drops です。
Ripple(リップル)の特徴
- 仮想通貨(暗号通貨)ではなく、金融商品の決済・送金システム
- Googleがリップルに出資
- リップルの発行上限は1,000億枚
- 決済スピードが速い
- 取引などが交わされるごとにXRPが減少していくという仕組み
- ブリッジ機能
- コンセンサスシステムの導入により、合意形成が数秒で可能。
- Ripple LabsのチームとしてWorld Community Gridに参加することで採掘可能
リップルの発行上限は1000億枚
リップルの発行上限は1000億枚で、世界で最も普及しているビットコインの上限2100万枚と比べてはるかに量が多くなっています。
ビットコインの場合は、0ベースの状態で採掘を通して徐々に2100万枚という上限に近づくという方式ですが、リップルの場合は最初から1000億枚とプログラムされており、取引(トランザクション)が行われるたびにXRPが減少していくという仕組みになっています。
そして、取引の度に減少したXRPはリップル社の利益になります。リップルネットワークの参加には幾らかのXRPが必要になります。
不正取引などの行為をすればするほどXRPが減って損をするので、スパム対策などが防がれることになります。このような仕組みによって、ネットワークの信頼性が保たれています。
送金スピードが早い
リップルはビットコインの送金スピードが遅いという欠点を補うために開発された決済システムだと言われています。
ビットコインは取引の承認作業に時間がかかるので、送金が完了するまでに10分程度かかってしまいます。
リップルの場合は、国際間の取引を瞬時に処理してくれるリップルコネクトという独自の海外送金ソリューションを開発しており、わずか数秒で送金が完了します。
ブリッジ機能
ブリッジ機能とは、ブリッジ(bridge/橋)、橋渡しの意味からきています。リップルのシステム内で使用できるコインのXRPは、ビットコインのような単一のオンライン通貨ではありません。
リップル内で、ドル、ユーロ、円などの法定通貨はもちろん、ビットコインやイーサリアムといった他の仮想通貨と交換することができます。
つまり、XRPが中間通貨の役割を果たし、通貨や仮想通貨の種類にとらわれることなく数秒で送受信ができ、送受信以外にもウォレット内で円をユーロなどに両替することも可能です。
リップルウォレット内のみで取引が完結、両替が不要になります。
コンセンサスシステム
ビットコインは承認作業にPoWが使われていますが、リップルは、独自に開発されたコンセンサスシステムによって承認作業を行います。
このコンセンサスシステムは、ハッシュ値を求める計算はせず、ある特定の承認者たちによって取引記録の合意が得られた時に新規の取引をデータに追加するという仕組みです。
この承認者をValidatorと呼び、承認者たちは結託してネットワークを騙そうとする人間では無いという条件で選ばれます。
コンセンサス(合意形成)のプロセスは、5~10秒に1回行われ、数学的な計算が必要ないため、コンセンサスシステムの承認作業(transaction)は、ビットコインでは1transactionsに約10分かかっていましたが、リップルでは数秒で行うことを可能にしました。
貢献によって採掘する
リップルコインを獲得する場合、採掘をするのではなく、Ripple Labsのチームとして「World Community Grid」と言われる、ガンなどの研究開発に貢献することでXRPがもらえるという仕組みになっています。
IOUを使った取引の仕組み
IOUとは、「I owe you(私はあなたに借りがある)」の略で、借用証明書のようなものです。この借用証明書は、仮想通貨の取引所などが取引をした顧客に対して発行するものです。リップルのユーザー同士は、ゲートウェイから発行されたIOUで支払いを行うことができます。
IOUは法定通貨、仮想通貨問わず様々な通貨と交換が可能です。このIOU取引が、リップルが仮想通貨ではなく、「取引プロトコル」と言われる所以です。
通常、借用書というのはお金を借りた側と貸した側の間で成立するものなのですが、リップルのシステム内においては、リップルに参加しているユーザー同士であれば借用書によって自由に貨幣の取引ができる仕組みになっています。
先ほどもご紹介しましたが、このIOU取引は、簡単に言うと自分が信用できる相手のみに対して与信枠を決め、そこから自由に通貨の取引を開始するという仕組みです。
そこで危険なのが、Gatewayと呼ばれるいわゆる取引所が破産してしまう可能性があるということ。
このIOU取引で手元に残るのは目に見えるお金ではなく、あくまでも借用書のみですね。つまり交換したJPYなどをXRPに交換していない状態で取引所がつぶれてしまったとしたら、あなたの持っているJPYの価値はゼロになってしまうのです。
よって、取引所に倒産などの怪しい情報が少しでも流れたとしたら、ただちに手持ちのJPYなどをXRPに両替してしまうのが無難でしょう。
AさんはBさんから100円を借りています
BさんはCさんから100円のペンを買いました
BさんはCさんに対して「支払いの100円はAさんからもらってね」と伝えます
これが「IOU(=I owe you = あなたに借りがある)」です。
BさんはCさんに対して100円を支払うのではなく、AさんのBさんに対するIOUで支払いを済ませたのです。
CさんはAさんに100円くれと要求することも出来ますし、いずれAさんから100円相当の何かを受け取る時の対価として、IOUを返しても良いことになります。
この状態を言い換えると、「Aさん、Bさん、Cさんの間では、100円を上限とした、円やドルを使わない通貨圏が成立している」と言えます。
Ripple(リップル)の価格推移・チャート
RippleCharts(公式チャート)
リップル社が提供する公式のチャート。チャート以外にも各種のデータが取得できます。
2015年
発行量の多さと、積極的にリップルを導入している企業がなかったため、1XRP=1円前後で推移していました。
2016年
2016年当初はずっと通貨が下がり気味だったのですが、後半から上昇しました。銀行間でのシステムの採用などが主な要因といわれています。
2017年
リップル社は2017年5月にリップル社が持つ約600億XRPのうち約9割のXRPをロックアップ(預託)すると発表しました。
これにより、XRPの価格はさらに上昇し、年初の0.5〜0.6円から50円を超えるまでに上昇しました。数ヶ月で約100倍の上昇です。これにより、リップル億万長者が多数生まれています。
Ripple(リップル)の購入方法・取引所
国内でRippleを扱っている取引所は多く、coincheck(コインチェック)、東京JPY発行所、Mr.Rippleなどがあります。
海外ではPoloniexなどで取引が可能です。
リップルを購入できる国内の取引所はいくつかありますが、あまり無名な取引所はオススメできません。
マイナーな取引所では、あとで倒産や資金が取り出せないといった危険があるため、まだ口座をお持ちでない方は、大手のコインチェックで口座を開設しておくのが安全です。
海外の取引所で取引するには、国内で口座を開設し、BTCなどで送金する必要があります。マイナーな取引所では、あとで倒産や資金が取り出せないといった危険があるため、まだ口座をお持ちでない方は、大手のコインチェックやザイフ、ビットフライヤーで口座を開設しておくのが安全です。
それぞれの取引所で口座を開設する方法は、下の記事で紹介していますので、「何から始めたらいいかわからない…」という方は参考にしてみてください。
まとめ
以上、リップルについて紹介しました。
この記事を読まれた方の中には、「リップルについて興味が出たけど、自分で購入するのはちょっと不安 or 購入するお金がない」という方もいらっしゃるかと思います。
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下の記事でやり方を紹介していますので、興味がある方はご覧になってみてください。
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一つは副業で手に入れる方法アフィリエイトとよばれる方法、もう一つはポイントサイトを利用する方法で、どちらも副業として人気トップクラスの方法です。
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