【REP】Augur(オーガー)とは|仮想通貨の特徴・将来性・価格チャート・買い方・取引所

Augur(オーガー)とは|仮想通貨の特徴・価格・チャート・購入方法
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この記事では、仮想通貨のAugurについて紹介していきます。

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なるらく

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Augur(オーガー)についての情報まとめ
通貨名Augur(オーガー)
通貨略号REP
公開日2016年10月
時価総額順位下のRANK参照
発行上限枚数1,100万REP
取り扱い国内取引所なし
取り扱い国外取引所Poloniex(ポロニエックス) Kraken(クラーケン) Bittrex(ビットレックス) Liqui(リクイ) etc.
公式サイトAugerの公式サイト
ホワイトペーパーAugurのwhitepaper
WikiAugurのWiki
目次

【REP】Augur(オーガー)の基本情報

Augur(オーガー)とは、略号がREPの仮想通貨(暗号通貨)です。「占い師」を意味する英語から名付けられています。

Augurの開発は、2014年10月に開始され、2015年6月にアルファ版が一般公開、2016年3月にベータ版がリリースされました。

Augurは、イーサリアムのスマートコントラクトプロジェクトの一つで、ブロックチェーン技術を利用した完全にオープンソースかつ分散型の予測市場プラットフォームです。 Augurは、正確には仮想通貨の名前ではなくプロジェクトの名称で、通貨の正式な名称はReputation(REP)となります。

予測市場はギャンブルとほぼ同じで、未来に起こるイベントにお金を賭け、予測した結果が正しければお金を得ることができます(後述)。

そのプラットフォーム内でやり取りされている通貨が、Reputation(評判)と呼ばれます。通貨の略号「REP」はここから取られています。

ユーザーは、「次のサッカーW杯の優勝国は?」といったテーマに対して予想を立て、予想が正しかった人はREPが報酬としてもらえ、間違った人はREPを失います

その予測結果が正しかったかどうかの判定には、「群衆の知恵(後述)」という分散型のシステムとブロックチェーンが使用されています。

競馬やブックメーカーとは異なり、胴元が事実を認定するのではなく、「レポーター」と呼ばれる多数の人で分散的に事実を判定する仕組みです。

事実と違う判定をした(少数派になった)場合、所有するREPが減ります。 逆に正しい判定をすると、REPがもらえます。

報酬をもらうためには、常に正しい報告をして、多数派になる必要があるので、レポーターは公正な判定をするために努力するというわけです。

Augurの最大の特徴は、「ギャンブルのテーマ決め→オッズの設定→賭け金の預かり→報酬の支払い」という、ギャンブルが成り立つまでの一連の流れをブロックチェーン上で自動で分散的に行えることです。

既存のブックメーカーや先物取引などのように胴元が介入する余地がないので、不正がない取引ができます。 イーサリアムのプラットフォームを利用した仮想通貨というのは数多くあり、代表的なものでいえば、ゴーレムなどがあります。

予測市場とは?

予測市場というのは、未来の結果予想を商品として売っている場所のことです。

身近な例では、競馬やTOTOといったギャンブルが、予測市場に該当します。他には、W杯の優勝国などを賭けるブックメーカーも予測市場の一種です。

ブックメーカーなどによる予測市場は、胴元と呼ばれる、ゲームから配当までギャンブルの全てを管理する組織が運営していました。

ほとんどのギャンブルには、胴元が存在するため、配当オッズや結果を操作するといった不正が行われることがありました。

しかし、Augurでは胴元が存在しないため、公正公平な運営が可能なうえ、運営コストが格段に安くなり、賭け金の還元率が高くなります。

ソフトウェアの初期開発は2014年秋に開始され、アルファ版は2015年6月にリリースされました。

2015年8月から10月にかけて、世界的なクラウドファンデーションキャンペーンにより、将来の開発をサポートするために、ベータ版は2016年3月にリリースされました。

Augurでの予測市場の作成の仕方

Augurには、2017年の時点で作成できる予測市場は3種類です。

市場の選択以外にも、終了日、テイカーとメーカーの手数料など、決めることがいくつかあります。 バイナリー(yes / no)、マルチチョイス、スカラーの3種類の市場が作成できます。

Yes / No Markets

バイナリーオプションという名前を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか?

Augurの市場でも似たような市場を作成できます。簡単な「はい・いいえ」で結果が得られる質問を作って賭けを行います。 質問は例えば、「錦織圭は2017年のウインブルドンで優勝するだろうか?」といった、YesかNoで答えられる質問を作ります。

Multiple Choice Markets

複数の選択肢がある問いを設定します。「2017年のウインブルドンで優勝する選手は誰か?」というようなものが該当します。

Numerical Range Markets

一定の範囲内に結果が収まるかどうかという質問をします。例えば、「2017年のカリフォルニア州サンフランシスコの最高気温はどうなりますか?」といったような質問がNumerical Rangeに当てはまります。  

【REP】Augur(オーガー)の特徴

Augur(オーガー)とは|仮想通貨の特徴・価格・チャート・購入方法2
  • 通貨の略号はREP
  • 未来の予想にお金を賭けるという一種のギャンブルの支払いに使われる仮想通貨
  • 発行上限枚数は1,100万REP
  • マイニングでは入手できない
  • Augurを支払えば誰でもブックメーカーになれる
  • 「群衆の知恵」の理論を応用している
  • レポーターは定期的に事実判定をする義務がある
  • 日本では賭博が禁止されているので、今後オーガーがどう解釈されるか未知数
  • 保険商品・金融デリバティブ商品への応用が期待されている

Augur(オーガー)の発行上限枚数は1,100万REP

すでに上限の1,100万REPまで発行されています。今のところ、これ以上の発行予定はないようです。また、マイニングという仕組みは存在していないので、基本的に入手するには購入する必要があります。  

Augurでは誰でもブックメーカーになれる

Augurは、REPを支払うことで、誰でも自由にブックメーカー(賭けの胴元)になれます。 分散型のブックメーカーの実行に必要といわれているのは以下のような条件です。

  • 誰でも賭け事を作れること
  • 誰でも賭けに参加できること
  • 結果を分散的に判断すること
  • 配当を自動的に実現させること

賭けには、Augurが作成したアドレスにbitcoinやEtherを送金することで参加できます。

預けたお金はコントラクト(契約)で守られ、第3者が勝手に引き出したり、移動させることはできません。 Augurの分散型ソフトウェアは、オッズの算出から配当まで、複雑だったブックメーカーの役割をすべて自動で実行してくれます。

しかも、人間が不正な操作をできないため、自由に公正なギャンブルを提供することができます。  

 レポーターは定期的に事実判定をする義務がある

レポーターは、賭けの事実を判断し報告をする義務があり、報告が正しければ報酬を得ることができます。

REPの所有者は、年に6回程度、レポーターの元に事実判定の依頼がきます。Augur上でおこなわれた予測がランダムに割り当てられ、その結果を報告します。

報告は1時間もかからない作業とあり、その事実が起きたかどうかについて、YES/NO/わからないの3択を選ぶだけのようです。

これを無視したり、嘘の報告をすると、REPが減少するペナルティをうけることになります。 このペナルティ分は、正直な報告をしているREP保有者に再配分されるという仕組みのようです。  

群衆の知恵とは?

群衆の知恵とは、「集合知」ともよばれ、多くの人々がお互いの知識に影響されることなく、個別に自らのデータを生み出し、その個別データを匿名で集計することで、知恵が得られると考える仕組みです。

群衆の知恵は、Intradeという予測市場において、2008年のアメリカ大統領選挙で、50州のうち48州の結果を当てました。 大衆の予測が、結構正しいということは、群衆の知恵という理論で証明されています。この大統領選の予測結果は、まさにそれが示されたわけです。  

未来予測に使える可能性がある

Augurを使うことで、大衆が考える未来を事前に知ることができます。

「Augurから得られる大衆の予測結果」と「群衆の知恵という理論」を組み合わせることで、未来に起こる出来事を予測するのに使える可能性があります。  

保険・金融デリバティブ商品にイノベーションを起こす可能性がある

Augurは、保険業界のビジネスモデルを大きく変える可能性を持つと期待されています。

金融業界を筆頭にブロックチェーンを使った新しいサービスの開発が行われています。それと同じことが保険業界でもAugurを使って起きています。

保険商品というのは、ギャンブルと仕組みが似ているためです。 保険商品は、保険に入った人たちが病気になるかどうかの確率を統計学を駆使して算出し、自分たちに儲けが残るように支払いを行なっています。この計算には非常に人手とお金がかかっています。

それが、Augurを利用すればほぼ自動化できるので、保険商品にかかるコストが大幅に削減できると期待されているのです。  

Augurの法的扱い

日本では賭博行為が禁止されており、実際に賭博行為を行うには特別な許可が必要です。

Augurは賭け事を取り扱うシステムであるため、Augurを活用したサービスは、各国それぞれの法律に従って作成されます。

しかし、例えばオンラインカジノサービスは、賭博行為ではありますがサーバーは海外に置かれているため、日本の法律の適用範囲にならないとする意見もあります。

違法か否かを規制する法律が存在しないため、違法とされていないという状態です。

Augurがギャンブルや保険市場に進出する場合、その影響によっては、法的規制が加わる可能性もあります。  

Augur(オーガー)の価格推移・チャート

Augur(オーガー)のチャートは、Crypto Currency MarketCoinGeckoで確認できます。

Augur(オーガー)の購入方法・取引所

Augur(オーガー)を取り扱っている世界の取引所は下のようになっています。

Augur(オーガー)とは|仮想通貨の特徴・価格・チャート・購入方法3
国内の取引所では、coincheck(コインチェック)でAugurの取引が可能です。

海外の取引所では、Poloniex(ポロニエックス)Kraken(クラーケン)Bittrex(ビットレックス)Liqui(リクイ)などで取引が可能です。

Bittrex

アメリカの会社によって運営されている世界最大級の取引所。アルトコインの種類は200種類程度。手数料は0.25%。手数料が高いので、サブとして利用。

Poloniex

アメリカの仮想通貨取引所。売買できるアルトコインの種類は100種類前後だが、売買量は世界トップクラス。手数料は0.10〜0.15%。筆者はこことHitBTCを主に利用。

Liqui

ウクライナに本拠地を持つ会社によって運営されている仮想通貨取引所。売買できるアルトコインの種類は日本の取引所に比べるとかなり多く、手数料も0.10%〜0.25%と安いが、ロシアとの距離が近くさまざまな噂が流れているため、利用者は少なめ。
 

 

まとめ

以上、Augur(オーガー)について紹介しました。

下の記事で海外取引所でのアルトコインの買い方を解説しているので、よかったら参考にしてみてください♪


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